子連れ高尾山おすすめコース&レポート!

2021年8月24日火曜日

キッズ 旅行

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6月の初旬の日曜日に家族で高尾山へ登ってきました。

初めての高尾山の様子をレポートします。

はじめての高尾山!ビギナー向けコースとは? 


首都圏の登山の定番と言えば、高尾山。

ミシュランに載って以来、ますます人気になっていますよね。

「登山」と聞くと、小さいお子さんがいるご家庭には、まだ無理だなあと思われるかもしれません。

でも今回、6才の息子も楽しく登っていましたよ。

中には息子より小さい3〜4才?(年少さん)くらいのお子さんもいました。

そんな高尾山登山をご紹介します。

駐車場は「高尾山IC」で降りてすぐそこ


「高尾山IC」で降りれば、「高尾山口駅」はすぐそこです。



駐車場は「高尾山IC」で降りて、ホントすぐそばにあるので我が家は通り過ぎそうに・・

気をつけてください。


駐車場は広く、かなりの台数が停められます。
10時くらいに到着して、まだ空きがありました。

どうやら朝早くに訪れて午前中に帰る人も多くいるようで、高尾山近くのいい場所の駐車場が利用できました。

紅葉の季節などハイシーズンはもっと早い時間に満車になるようなので、朝9時までには到着するのが良いと思います。

駅前の駐車場(高尾山麓駐車場)が混雑している時は、薬王院祈祷殿の駐車場に止めるのがオススメです。


車を降りて高尾山口に向かいます。

まずは高尾山の見える方向に向かって道路を渡ります。


高尾山近くの駐車場の目の前には田んぼがあり和みます。

とても緑が多いので、高尾山ふもとでも十分癒されます。


ここで小さい蛙を見つけました。

可愛らしいアマガエルで、高尾山のことを少し忘れて子供達と一緒に観察したりして。


高尾山前には「TAKAO COFFEE」がありますね。

こちらのコーヒーはとても人気で、お土産にコーヒー豆を買って帰るのもオススメだそうです。


高尾山の入口あたりでは旗が見えました。

都内で唯一の日本遺産で、霊気満山とのことで期待できます。


橋を渡ると「TAKAO 599 MUSEUM」が見えます。

とても綺麗な博物館・ミュージアムです。無料なので雨が降った際は雨宿りしながら見学できます。

ひとまず、こちらは高尾山からの帰り道で訪れたいと思います。


高尾山は標高も高くなくケーブルカーもあるので、気軽に登れる山として多くの観光客が訪れます。

そのため、麓や山の中にも多くの飲食店が集まっています。

趣のある建物が多く、高尾山観光が人気なのもわかりますね。


風情のある建物にワクワク。


昔からの名物や新しく生まれた名物までいろいろあり、登る前に寄り道してしまいたい気持ちに・・


登山と一緒に、グルメも楽しめるなんていいですね。

ずっと進むと高尾山商店会の案内図がある場所に。

事前にホームページなどで予習してきたのですが、やっぱり現地を訪れて案内図を見ると高尾山の全体図がわかるので少し足を休めてじっくりチェクするのがおすすめです。


ついに高尾山の入口!

山登りに来たかんじがしました。

ここまでの印象は結構家族づれが多いということ。

小学生より小さな幼稚園ぐらいの子供もリュックを背負って高尾山口に向かっているのをよく見かけましたね。



子供も楽しめるケーブルカー


高尾山口から歩いて頂上まで行くルートもありますが、子供にはちょっと厳しいので、ここはケーブルカーに乗ります。 もしくはリフトというのもあります。

どっちを選ぶのが楽しいか迷っちゃいますね。


我が家は下の子が6才というのもあり、安全安心なケーブルカーに乗りました。

高尾山に登る際、ケーブルカーとリフトであまりお値段・所要時間が変わらなかったのが理由です。


発券所で券を買います。この時、時刻は11時47分です。


高尾山でケーブルカーに初めて乗った子供たち。興奮気味です。

東京オリンピックともコラボしているのでケーブルカーがいつもと違うのも嬉しかったようです。


高尾山入口は清谷駅と言います。

こちらからから高尾山駅まで向かいます。


途中で紫陽花が綺麗に咲いていました。


ケーブルカーは楽しかったものの、車内は少々蜜だったのが気になりました。
(車内の窓が開いているので大丈夫だと思いますが)

人混みが気になる方はリフトの方が良いかもしれません。



高尾山頂上に向かうケーブルカーはかなり傾斜が強い坂を登っていくので、かなり体が持っていかれます。


写真でおわかりでしょうか、こんなに傾斜が激しいのです。


どこかに捕まっていないと滑ってしまいそう。


そろそろ高尾山駅に到着!


270m近くをケーブルカーで一気に登りました。


高尾山駅での標高は472m。


ふもとの標高が200mほどと高くないこともあり、高尾山駅は下の清谷駅とあまり気候差は感じませんでした。



ケーブルカーで高尾山駅に到着



駅を降りると、帰る人たちがすでに並んでいました。


駅前には、有名な天狗屋のチーズタルトが売っていました。


並んでいる人はちらほら。


高尾山遊歩マップでビニナーコースを確認できます。


我が家は行きも帰りもメインの「1号路」を使いました。

他にも色々なコースがあるので、行きと帰りで変えてみるなど、お子さんの年齢に合わせてルートを選択して、楽しい登山を計画されてみてください。




こちらの上では、BBQができるそう。

ここのBBQはかなり人気ですよね。


子連れは「1号路」がオススメ!


「1号路」は子連れ向きというのもわかるように、きちんと整備された道をただひたすら進むだけ。



あとは長い階段があるので、足腰を鍛えるつもりで無心で登ります。


6才の息子も早く先へ進みたい気持ちがあるので、どんどん前へ進んでいました。

我が家は行かなかったのですが、高尾山の中腹にある「高尾山さる園・野草園」も1号路にある人気のスポットで、園内ではたくさんのサルが生活しています。

ずっと見ていても飽きなそう。



「さる園・野草園」から少し山道を登っていくと、現れるのが杉の大木。

大きな「たこ杉」です。樹齢はなんと約450年。


高尾山随一のパワースポットとしても有名です。


「タコ杉」を通り過ぎて歩いていくと、次に見えてくるのが「男坂・女坂」です。

ここでは参道が2つに分かれており、山頂に向かって左が「男坂」、右が「女坂」となっています。



「男坂」は108段の石階段。

段数が人の煩悩の数と同じで、階段を1段上がるごとに煩悩がひとつずつ消えていくとも言われています。

途中見晴らしの良い休憩所で持参したお弁当を食べることに。


ここでかなり高い場所まで登って来たのかわかります。


ベンチもいくつかあり、お店でお団子を買って食べました。


昼食を終えしばらく歩くと「高尾山薬王院」の門が見えました。


度々休憩所があり、高尾山名物の美味しいものを食べながら休憩できるのが嬉しいです。


「男坂」と「女坂」の合流地点付近にあるのが、「ごまどころ権現茶屋」です。

一息つくのにぴったりのスポットです。古くから「薬王院」への参拝客に親しまれている店です。


オススメは、ごまの風味ともちもちとした触感が特徴の「ごまだんご」。

炭火でじっくりと焼かれたお団子が登山の疲れを癒してくれること間違いなしです。



「薬王院」は装飾がすばらしい!


「薬王院」は天平16年(西暦744年)、聖武天皇の勅令によって建立されたお寺です。

真言宗智山派の三大本山のひとつで、現在でも多くの参拝客が訪れています。

ご本尊には「飯縄大権現様(いづなだいごんげん)」がまつられており、除災開運・災厄消除・招福万来などのご利益があるとされています。



境内には「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」の守護役である天狗様の像がところどころに見られます。



天狗は神通力を持つとも言われ、信仰の対象にもなっています。


「かな輪潜(わくぐり)」と呼ばれる石の大きな輪っかがあるのも子ども連れならぜひ立ち寄りたいポイント。

叶えたいことを念じながら、この輪をくぐるとその先にある大錫杖を鳴らすと願いが叶うとされています。


薬王院ではさまざまな行事が行われており、それに合わせて高尾山を登るのもオススメ。

お正月や節分などの行事の際には、多くの参拝客で境内がにぎわいます。

「高尾山」山頂に!


599.15mの高尾山の山頂に到着しました。

子供と一緒にのんびり歩いて、おおよそ30分ほどで到着。

山頂には多くの人が休憩してました。


とはいえ、木陰やベンチは混んでますが、展望台や通路は空いてました。


途中から曇り始めてしまったので眺めは遠くまで見渡せませんでしたが、高尾山を踏破した充実感あります。


オリンピックの記念モニュメントも設置されています。


子供たちも達成感があったようで、興奮!

頑張って登山してきたので、ゆっくりとしようかと思っていたのですが、この後、なんと・・・


山の天気に気をつけること!


6月初旬の少し蒸し暑い日だったので、防寒対策なんて必要ないと思っていたのですが、山頂に着きしばらくするとポツポツ雨が降ってきました。

天気予報では晴れか曇りのはずだったのに、ポツポツきたと思ったら突然のゲリラ豪雨。

念のため持ってきていた長袖の防水アウターと日傘が役に立ちました。

そして、さっきまで大汗をかくくらい暑かったのに、雨のせいで急に寒くなり、山の天気は変わりやすいというだけあって、備えは必要なのだと身にしみる体験をしました。

子供たちもいたので、雨宿りさせていただくことに。



雨が通り過ぎるまでここで30分くらい待機させていただきました。


神様の前ですみません、「家族で雨宿りさせていただきありがとうございました。」と言って下山しました。

下山するとさっきの雨は何だったのだろうか・・・というくらいに晴れ、暑さが戻ってきました。

高尾まんじゅうが疲れた体にしみました。


ほっぺたが落ちそうなくらい美味しかったです。



子連れ登山の持ち物


ここで子連れで高尾山へ登るための持ち物を簡単にお伝えします。

・防寒着
・雨具
・帽子
・ウェットティッシュ
・タオル
・着替え
・ビニール袋
・食料・おやつ
・水筒
・絆創膏

赤ちゃん連れの場合は、携帯トイレ、おむつセット、レジャーシート、エマージェンシート、抱っこ紐、ベビーキャリアなどがあったらいいと思います。

階段は辛いですが、ベビーカー持参で来ている人もいましたよ。


「TAKAO 599 MUSEUM」は入館無料


高尾山へ登った帰りにここへ立ち寄りました。

生態系・歴史・文化など、高尾山にまつわるさまざまな情報を知ることができるミュージアムです。


料金は無料。


広大な芝生とセンスの良い建物が目を惹きます。


この芝生の上で無料で貸し出してくれるレジャーシートを敷いてくつろぐこともできるそう。

とても綺麗な芝生だったので入ってはいけないスペースかと思いました。


TAKAO 599というのは、高尾山の標高だそうで納得。

ミュージアム内も白基調でとってもおしゃれ。

ズバリ、ロゴがおしゃれな場所は建物の中もおしゃれですね。


この空間では、高尾山をより知ってもらうため、楽しんでもらうための施設で、
高尾山の季節のみどころや、登山ルートの紹介、山を登る際のマナーも楽しみながら学べます。

子どもの登山デビューにふさわしいスポットですね。

美しいアクリル樹脂に封入された植物やきのこ、クワガタやカブトムシは、子供が大好きなので大興奮。


壁面に設置された剥製にも興味津々です。


高尾山の四季をダイナミックに表現した映像を投影するプロジェクションマッピングなど、工夫を凝らした展示物がとてもおもしろかったです。

また、ホワイトボードには山内の情報を随時更新しており、登山前に高尾山の状況も確認できるそう。


ミュージアムの中にはすてきなカフェも!


入口横には「599 CAFE」があります。


オープンは11:00〜16:30まで。


これ、サイフォンコーヒーなのですが、初めて見ました!


コーヒーは席まで運んでくれるみたいです。

サイフォン高尾珈琲ブレンド500円(カップ1.5杯分)
カップなら400円



席数もたくさんあり、窓から眺める景色に癒されます。

ここのテーブルとイスは、多摩産材で作られているそう。

いつかゆっくり立ち寄ってみたい場所です。


さいごに


子連れで初めて高尾山へ登ってきました。

意外にも、歩数計は一万歩超えていなかったことに驚きました。

ビギナーコースは小さな子供でも歩けるコースで、子供も楽しめるスポットがたくさんあってよかったです。

そして、運動不足な私ですが次の日は筋肉痛にならなかったので、ビギナーコースは大した運動量ではないのかも?!

さらにアドバイスとしては、6月初旬でギリギリの暑さでしたので、もう少し涼しい季節だと子供にも負担が少なく良いのではと思いました。

ぜひ参考にしてください。

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