三菱冷蔵庫の製氷機が故障したので自力で修理|製氷皿を分解!一枚氷・板氷の原因判明と復旧までレポート

2021年7月14日水曜日

家電

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梅雨も終わり、本格的に暑くなってきたこの時期に、まだ購入して1年程度の三菱製冷蔵庫の自動製氷機が故障しました。

冷蔵庫でも特に壊れやすいと言われる製氷機は専門家に頼んで故障化を特定するのにもお金がかかり、さらに修理費用も非常に高額です。


今回、素人ながら自力で三菱冷蔵庫(MR-MX50E)の製氷機故障を「0円」で修理ができたので、調査と解決までの修理方法についてお伝えします。

三菱冷蔵庫の製氷機が故障したので自力で修理|製氷皿を分解!一枚氷・板氷の原因判明と復旧までレポート

1年保証が切れた16ヶ月目に製氷機が故障

とある暑い日のことでした。

まだ新しい三菱電機の冷蔵庫(MR-MX50E)で製氷室から氷が取り出せなくて固まっていると家族から言われて気づき。

問題が起きたのはちょうど製氷室の中央の製氷皿真下あたり。
大きな一枚の板氷が出来ていて、できた氷が取り出すことができません。

固まった氷は大きな一枚氷となって、製氷機の下部にある白い吸音クッションごとガチガチに固まってます。

復旧優先!製氷室を分解(0円)

まずは大きな一枚氷となった製氷室を元に復旧させる必要があります。

幸い、製氷室のプラスチックパーツや氷検知レバーは凍りついてないので、氷受けを取り出すところまでは女性でも用意にできます。

氷受けの中の凍りついた板氷はパーツを取り外し、水を流すことでしばらくしたら解凍され、氷を剥がすことができるようになります。


実際ここでミスをしてしまったこともあり、ぜひ気をつけてほしいポイントがあります。
それは板氷が解凍しきるまえに無理して氷をひきはがしたことで、白い吸音クッションが切れてしまいました。

大きな板氷が製氷機にできたことで焦ってしまったことが原因です。
凍ってしまった製氷機の氷はとければ簡単にはがれるので無理は禁物です。


三菱冷蔵庫の製氷機の故障箇所探し(0円)

製氷機が故障しやすいのは他のメーカーの冷蔵庫も同じですが、Googleで調べると三菱電気の冷蔵庫は特に故障がおおいとの報告が見つかります。

”Google検索キーワード:三菱冷蔵庫 製氷機 故障”

サジェッションキーワードで”製氷機 板氷”や"製氷機 一枚氷"などかなりの数がヒットします。


それら先人の三菱製氷機の故障を調べると、三菱冷蔵庫の製氷ユニットは他のメーカーよりも製氷皿や製氷皿取付枠が割れ易いと報告されていて、どうやら定番の症状のようです。

冷凍室・製氷機の分解(0円)

冷蔵庫の分解 上級者編(非推奨)

まずは故障の原因を探る為に分解します。

”製氷機分解”で検索すると専任技術員が行うようなドライバを使った詳しい分解方法がYouTubeにあります。

こちらを参考にすすめると、製氷室と冷凍室の真ん中の仕切り板のネジを外せば、仕切り板が引っこ抜けます。

そうすること、冷凍庫の奥にある製氷ユニットが見えてきて取り外せるようになります。
(コネクターカバーの横を押し上げて本体を右にずらすと取り外せます)

※上記の範囲の分解であれば冷蔵庫の作りはシンプルで危険性は少ないのですが、電気部品の取り外しなどは間違って故障を誘発させる原因になりかねません。

※最悪、冷蔵庫の買い替えとなり高額な出費となるのでドライバを使わずにすむ範囲で分解することをすすめます。

冷蔵庫の分解 初級者編(推奨)

三菱冷蔵庫(MR-MX50E)の取り扱い説明書を読むと安全な範囲で分解ができます。

まずは製氷室の氷受けを外します。
これは白いプラスチックを持ち上げるだけで取り外しができます。

特にはめ込みパーツや引っ掛かりもないので簡単に製氷室から取り外せます。


次に、製氷室の外扉を取り外します。
こちらも引き出しタイプとなっていて、最後まで引き出してから少し上に持ち上げると簡単ん取れます。

ここまでドライバを使わずに安全に製氷室の中が見れるようになります。



次は製氷ユニットの取り外しです。

製氷室を除くと上部に製氷ユニットが取り付けられています。
こちらの取り外しは冷蔵庫の製品マニュアルにかかれているので簡単です。

まずは製氷皿の右側にあるロックを下に引っ張り解除します。

そのあと、製氷皿をまっすぐ引き出すことで製氷室から部品を取り外すことができます。

製氷機の故障箇所特定

製氷皿の破損はなし

インターネットで三菱冷蔵庫の故障を調べると、10年前ぐらいから製氷皿の破損事例が多くありました。

製氷皿は部品としては2000円弱と非常に安価なプラスチック部品なので、自力で復旧修理する人も多くいます。
(最近は少なくなっているのか報告はあまりありません。)


同様の故障事例かとおもい青い製氷皿をじっくり見たところ・・・製氷皿の破損は無いようです。

試しに水を入れてみたり、手でなぞったりしても破損しているような箇所はまったく見当たらず我が家の冷蔵庫の製氷機は別のところに問題があったようです。

次にチェックスべきは製氷皿の受け側です。

製氷機の部品を取り外すことができれば目視もできるのですが、安全にすすめるため懐中電灯を片手にスマホで内部構造を撮影して故障箇所の調査を開始。

写真をとったのですが、氷をねじって取り外す製氷皿の受け側の部品も故障はしてません。

ここまでが自力で思いついていた修理だっただけに、修理を諦め百均の製氷皿で氷を作ることもまじめに考える必要があります。


板氷の原因は氷柱!!!

ただ、よくよく写真を見てみると、製氷皿の受け皿近辺や水の注ぎ口のパーツあたりに小さな氷柱ができてます。

氷柱はガッつり凍っていて、はじめは気づかなかったのですが、分解調査をすすめて製氷室の温度があがってきたことでだんだんと溶け始めておっこってきました。


製氷機の故障と思っていた問題は、製氷室に水を供給する冷蔵室と冷凍庫の中間の場所で氷柱ができて、水が注がれた際にツララを伝わって板氷ができたのが原因です。
原因がわかったので、あとは無理せず氷柱を自然解凍させます。
最後は手探りでツララを剥がすこと10分、製氷室はきれいになりました。

※こちらの写真の左側の黒い丸が冷蔵庫とつながっている穴です。ここに硬いツララ氷ができたのが直接の原因だったので、しっかり溶かして剥がします。

※インターネットでも数少ない故障事例の報告で冷蔵庫内にツララができて、氷が固まるという報告もあり、その方はドライヤーを使って温めて氷を解凍したそうですが、この季節だったため常温で10分ほど放置したら無事解凍できました。


さいごに


三菱冷蔵庫(MR-MX50E)の製氷室のつららをすべて剥がして自力で修理した後にきづいたことがあります。

それは新しく作られた氷の粒が大きくなったこと!

これまでは小さな氷の粒しかできず、氷間で結合している突起がない氷しかできてませんでした。

今回、製氷機故障がなおったあとに氷を作ったら、突起のある大きな氷の粒ができるようになりました。

氷の粒が最近小さかったら、故障の予兆かもしれません。
製氷皿の破損はなく、板氷が製氷室にできるようになったらぜひこの方法を参考に自力で0円修理を試してみてはいかがでしょうか。


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