コスパ最高!自宅で簡単ヨーグルト作り「ケフィア」がオススメな理由

2020年7月17日金曜日

キッチン・お料理 レビュー 美容・健康

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ステイホームの間にハマっていた、自家製ヨーグルト作り。

今回は、「ケフィア」菌をつかった自家製ヨーグルト作りをレポートします。



自宅で簡単ヨーグルト作り!「ケフィア」菌の効果・効能とは?


一度は耳にしたことがある「ケフィア」という食べ物。

でも、「ヨーグルトの一種?」「昔流行ったヨーグルトきのこでしょ?」など、実はケフィアが何なのかについてはよく分かっていない方も多いのではないでしょうか?

今回は、ヨーグルト以上ともいわれるおいしさをもつケフィアの効果・効能や、ご家庭での作り方などについて詳しくご説明します!

ケフィア(ケフィール)とは?


ケフィア(ケフィール)とは、ロシアのコーカサス地方で伝統的に食べられてきた発酵乳。
牛や山羊など動物の乳を発酵させてできたもので、ヨーグルトに似ています。

ケフィアの特徴は、乳酸菌だけでなく酵母(イースト)も含まれていること。

パンを膨らませたりお酒を発酵させたりする働きで有名な酵母ですが、香味成分を発生させたり、シュワっとした口当たりをもたらしたりと、ヨーグルトにはないケフィア独自の味に貢献しています。

ちなみにケフィアと混同される「ヨーグルトきのこ」は、日本において人から人へと渡ってゆき、植え継ぎで増やされたもの。コーカサス地方で食べられているケフィアとは味も香りも異なる、日本独自のものなのだそうです。


ケフィアに含まれる菌は?


さまざまな菌が含まれていると言われるケフィア。

一体どのような菌が存在するのでしょうか?

FAO(国連食料農業機関)の食品規格によると、ケフィアの中には次のような菌が共生しているといいます。

  • Lactobacillus kefiri(乳酸桿菌)
  • Leuconostoc(乳酸球菌)、Lactococcus(乳酸球菌)属の菌
  • Acetobacter(酢酸菌)属の菌
  • Kluyveromyces marxianus(乳糖発酵性酵母)
  • Saccharomyces unisporus、Saccharomyces cerevisiae、Saccharomyces exiguus(非乳糖発酵性酵母)

ヨーグルトに含まれる菌の種類も商品によって違いますが、ケフィアも製品によって含まれる菌の種類や数は異なるようです。

共通して言えるのは「乳酸菌と酵母が『共生発酵』している」ということ。

多いものでは30種類以上の微生物が含まれているとも言われています。




ケフィアの味は?


ヨーグルトも種菌によって味や形質が異なり、味も性質もさまざまですが、ケフィアは一般的なヨーグルトよりは酸味が少なく、マイルドな味と言われています。

「ケフィアの味の方が好き!」という方や「菌の種類も多くて良い」という方も多いのにどうしてケフィアがお店で売られていないかというと、乳酸発酵だけでなくアルコール発酵もしているため。

ビールやシャンパンのようにガスが発生するので、密封した容器で販売できないのです。

アルコール発酵しているといっても、酔ったり酒税法に違反したりするような量のアルコールは含まれていないので安心してください。

食べてみると、たしかに発酵したような炭酸のような味(上手く言えませんが)がします。


ケフィアの効果・効能とは?


効果1:腸内環境改善効果、抗菌効果


ケフィアを摂取すると腸内のビフィズス菌の増加、有機酸の増加、アンモニア生成の抑制など、腸内環境の改善効果があることがわかっています。

また、ケフィアにはカンジダ菌やサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、大腸菌などの有害な菌に対する抗菌活性があることも観察されています。


効果2 抗炎症効果


マウスによる動物実験では、ケフィアグレインが火傷の治癒に効果的であったという結果が出ています。

ロシアでは、胃や十二指腸の潰瘍の治療にも使用されているそうです。


効果3 免疫力アップ効果


動物実験ではケフィアに免疫系を刺激する効果があることがわかっています。
ケフィアの中の乳酸菌が作るケフィランという多糖には腸粘膜の免疫細胞のバランスを修正する効果があり、風邪や病気の予防に効果がありそうです。

効果4 抗アレルギー効果


ケフィアは動物実験で抗アレルギー効果を示すことがわかっています。

ケフィアの摂取により、アレルギー反応を起こすといわれている血液中の総IgE抗体量が減少するという実験結果もあり、花粉症などのアレルギー疾患の予防に効果が期待できそうです。



ケフィアは、種菌と牛乳さえあれば自宅で簡単に作れる!


発酵温度が20℃~30℃とヨーグルトに比べて低いため、春・秋は室温で十分発酵します。

夏場・冬場など発酵を安定させたい場合は、ヨーグルトメーカーを使用するのがいいそうですが、私が購入した「ケフィア」はヨーグルトメーカーを使用せず簡単に作れました。


さっそく作り方をご紹介します。


「ケフィア」の作り方

用意するもの

  • 牛乳1パック(1リットル)
  • ケフィア種菌1包
  • 清潔な容器(タッパーのような密閉容器)
  • 清潔なタオル
  • 電子レンジ
私が用意した容器をご紹介します。


HARIO(ハリオ)取っ手付 保存容器 1200ml


ホワイト PWT-M120AZ-OW


サイズ:W16.5×D13×H12
素材:耐熱ガラス・ポリプロピレン
安心安全の日本製
満水容量:1450ml

電子レンジや冷蔵庫の中からの取り出しやすさがポイントです。
取っ手があるので調理の際にしっかり持てます。
フタも本体も熱湯消毒、食器洗い乾燥機に使用もOKです。
※オーブン使用不可

取っ手つきなので、電子レンジや冷蔵庫の中からの取り出しやすさがポイントです。

フタも本体も熱湯消毒、食器洗い乾燥機に使用もOKなのも使い勝手良し!いろいろな用途に使えて万能な容器です。


容器には容量のメモリがついています。





使用した「ケフィア菌」



「乳酸菌」「酢酸菌」「酵母」合わせて『33菌種』は、このケフィアたね菌だけ。


業界トップクラスの「ケフィア菌」だそう。


初めて購入の場合10包入で1100円なので、1リットル200円の牛乳を発酵させると
一食分(70g)は21.7円になります。

通常購入の場合の価格の比較です。


通常の価格でも安いですね。




「ケフィア」の作り方


牛乳はおいしい牛乳をつかってみます。


飲み口を上にして電子レンジに入れます。


600Wで3分、そのまま加熱します。


加熱している間、容器にケフィア菌を投入。


ケフィア菌の粉は、容器の底全体に広げるように撒いていきます。

牛乳が温め終わったので、容器に牛乳を注ぎます。



>ここがポイント!

丁寧に牛乳が菌全体にかかるように回しながら注ぎます。

この「ケフィア菌」を作る際は、スプーンなどマドラー的なものは使いません。

ですので、牛乳が注がれた時に菌が動いて混ざるのが大切だそう。


1L注ぎ終わりました。

量は、だいたい容器に対してこのくらい。


注ぎ終わったら、清潔なタオルを容器の下に敷きます。


24時間そのまま放置。


>24時間後、少し容器をゆらして固まっているか確認します。


固まっていなければ「温度不足」が考えられますので、電子レンジで再加熱してみてくださいとのこと。


容器を少しゆらしてみると、見事固まっていました。


「ケフィア」にスプーンを入れてみます。


スルッと柔らかい質感です。

もっとドロッと濃厚な感じをイメージしていたのですが、サラッとしています。


味はあっさり。とても食べやすいです。

我が家は、ケフィアに牛乳とハチミツかオリゴ糖を入れてラッシーにして飲んでいます。
 

失敗しないケフィアの作り方も丁寧に書いてありました。



ケフィアは豆乳でも作れる?


ケフィアは豆乳でも作ることができます。

豆乳を使う場合は、必ず成分無調整豆乳を使用するようにしましょう。

また、低脂肪牛乳やスキムミルクでも作れますが、味はさっぱり、サラサラした感じに仕上がるようです。


さいごに


初めて手作りヨーグルトケフィアを作ってみましたが、スプーンやヨーグルトメーカーが必要ないので本当に楽でした。

初めてヨーグルトを作ってみたい方にもおすすめの「ケフィア」。

「乳酸菌」「酢酸菌」「酵母」合わせて『33菌種』は、このケフィアのたね菌だけのようなので、
腸活を始めたい「ケフィア」を食べてみたい!という方は、ぜひご自宅で手作りにトライしてみてください。

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