キズパワーパッドのモイストヒーリング(湿潤療法)効能がすごい!

2017年5月1日月曜日

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これからの季節、秋までくらいは肌の露出度も高く転んで擦りむいたりもあるでしょう。

日常的に料理をつくるときには切り傷の危険もありますよね。

そんな時、「絆創膏を貼っておこう」というのは、実は一昔前の考え方です。


キズパワーパッドのモイストヒーリング(湿潤療法)効能がすごい!


昔は、オキシドールなどの消毒液で消毒を毎日して、傷を乾燥させ、大きめな傷はガーゼで覆ったりしていましたよね?ガーゼを剥がすときにかさぶたがくっついて傷が再度開放して連日痛い思いをした経験もあります。

傷ができると、やや澄んだ浸出液が出てきますよね。じつはこの体液が傷を治そうとしていたのです。傷が大きければたくさんの液が出てきて、ガーゼを当てて吸わせる方法が昔の方法でしたが、今はこの方法は主流ではありません。

今回は、最新の擦り傷切り傷の治療方法と、早く完治させるためにはどういうものを使っていくかをご紹介したいと思います。


今主流になっている湿潤療法(モイストヒーリング)って何?

湿潤療法(モイストヒーリング)とは、患部を乾かさないように密封して湿気を保つことで、人間が本来持っている自然治癒力を引き出す治療法です。


実はこの方法のほうが、従来の傷を乾かす方法よりも痛みが軽く、傷跡も残りにくいだけでなく、治りも早いと言われています。

昔は「キズは消毒して、乾かして、かさぶたを作って治すという考え方(ドライヒーリング)」が主流でしたが、近年は自然治癒力に着目した、「キズをしっかり覆い、潤い(体液)を保ってきれいに治す」モイストヒーリングというキズケアが広まってきています。

これは「キズ口を清潔にし、そこから出る体液(滲出液)を保つことで痛みが少なく、キズは早くきれいに治る」という考え方(モイストヒーリング)です。

実は、体液(滲出液)にはキズを早くきれいに治す力が秘められています。
この体液(滲出液)の力を最大限に活かすためにキズ口を乾かさない(かさぶたをつくらない)ことがとても大切なのです。

そして、そのモイストヒーリングができるのが、有名な「キズパワーパッド」です。


キズパワーパッドって何でできてるの?


キズパワーパッド™の原型となるハイドロコロイド素材の絆創膏は、1985年にスウェーデンの軍隊の兵士たちのために開発されました。

彼らは訓練などで足にトラブルを抱えることが多く、マメ・靴ずれのケア製品が必要だったのです。

スウェーデン軍の協力のもと更なる開発が進み、その後欧米で製品化されました。最初はスポーツショップでのみ販売されていましたが、 1995年ドラッグストアや薬局を通じての販売に転換することで、たくさんの方々に愛用されるようになりました。

その後はマメや靴ずれにとどまらず、タコ、ウオノメ、かかとのひびわれ用の製品など数々のフットケア商品が発売されました。

日本では、それまで病院などの医療機関で床ずれ・やけど・外傷の治療に使われてきたハイドロコロイド素材を、2004年に初めて家庭向けのキズケア製品として発売しました。

今ではすりキズ、切りキズはもちろん、様々なキズケアに活用されているキズパワーパッドですが、普及のきっかけが兵士の足の靴ずれやマメだったとは、ちょっと意外かもしれません。



キズパワーパッドは、様々な部位に使いやすいようにたくさんの種類の形や大きさがあります。

キズパワーパッドの効能 効果

切り傷、すり傷、かき傷、あかぎれ、さかむけ、靴ずれ等の創傷及び軽度の熱傷(やけど)の「治癒の促進」、「痛みの軽減」、「湿潤環境の維持」、「保護」
※にきび、湿疹、虫さされ、皮膚炎などの症状には使用できません。

キズパワーパッドの注意事項:正しく効果を得る為に

・キズは水道水でよく洗う
・ケガをしたらすぐ使う
・消毒剤やクリームと一緒に使わない
・キズの経過観察を怠らない
※正しく使用しないとキズがわるくなる場合があります。箱の中の説明書を必ず読んでからご使用ください。

貼り替えるタイミングは?

最低2、3日に1回はキズを観察し、感染を示す症状(キズ口の周りが赤くなっていたり、ズキズキした痛みが続いたり、膿を持っていたり、熱や腫れなどの異常)がないことをはがして確認した後に、貼り替えてください。

もし感染の症状が認められた場合は、直ちに使用を中止し、医師にご相談ください。また、端がはがれてきたり、キズ口から出てくる体液(滲出液)が多すぎて白いふくらみが製品の端まで達したりしたときには、キズ口を密閉することができず、水やバイ菌などの侵入を防げなくなり、感染や化膿する恐れがでてくるので、新しいものに貼り替えてください。貼り替えの際には、必ず水道水でしっかりキズを洗浄してください。

キズが完治するまで貼ったままにした方がいいの?

貼りかえずに、できるだけ長い間貼ったままにした方が、キズの治りに最適な環境を維持し続けることができるので、キズが早く治ります。

ただし、端がはがれてきたり、キズ口に出てくる体液(滲出液)が多すぎて白いふくらみが製品の端まで達したりしたときには、キズ口を密閉することができず、水やバイ菌などの侵入を防げなくなり、感染や化膿する恐れがでてくるので、新しいものに貼り替えてください。

少し端のほうがはがれただけでも、交換しなくてはいけないの?

キズパワーパッド™は、キズ口を密閉することで、水やバイ菌の浸入を防ぎ、キズの治りに最適な環境を整えます。

ですから、一部でもはがれてしまうと、水やバイ菌などの侵入が防げなくなり、感染や化膿につながる恐れがあります。

また、はがれた端の部分から、外部の水分を吸収し、パッドが過剰にふやけてしまい粘着力が落ちてしまいます。端の方がはがれてきたら、新しいものに貼り替えましょう。 

キズパワーパッド™を貼るときに、パッドの温めが十分でない場合や、キズ口の周りの皮膚の汚れや油、水分の除去が十分でない場合、皮膚にしっかりと密着せず、はがれやすくなってしまうことがあります。注意しましょう。

貼り替える際も洗浄が必要ですか?

綿棒やガーゼなどでこする必要はありませんが、貼り替える度に、よく流水で洗い流すようにしてください。

また、ケガをしたときにはがれかけた皮膚などをそのままにしていると、それがふやけたりしてキズ口にくっついてしまう場合がありますが、それも流水でできるだけ流すようにしましょう。

外観上どのような状態になったらキズパワーパッド™をはがすの?

キズが治るにしたがって滲出液の分泌が少なくなるため、バッドがゲル化して白くふくらむ部分は貼り替えるたびに小さくなります。

貼り替えるうちに白いふくらみが目立たなくなってきたら、それがキズが治っているサインです。



キズパワーパッド™の下で表皮は再生され、やがてキズ口がふさがっていきます。キズ口が表皮でふさがっても、キズは完全に治癒しているのではなく、表皮の下では修復活動が続いています。

再生されたばかりの表皮はとてもデリケートなものなので、キズパワーパッド™をはがすときは、再生したばかりの表皮をはがさないように注意しましょう。

キズパワーパッド™の一端を軽く横に何回か引っ張って、粘着面に空気を触れさせながら、ゆっくりとはがしてください。

はがれにくい場合は温水を皮膚と製品の間に流し入れるようにするとはがれやすくなります。もし、再生しつつある皮膚がはがれた場合は、キズ口を洗浄して、新しいキズパワーパッド™を貼ってください。


今回、この記事を書くにあたって、2歳の息子の足の爪が転んだ時に剥がれてしまい、約2ヶ月の間お世話になったため同じような怪我をされた方のために、こちらのキズパワーパッドをおすすめしたいです。



2歳児の足の指や爪をしっかり包み込んで保護・治療してくれるこちらの三日月形のキズパワーパッド。

他の形も使用してみましたが、こちらの形が一番小さい子供の指や爪に巻きつけやすく、しっかりガードしてくれました。


そして、こちらの三日月シェイプ形は、子育てをがんばるお母さん達の指先にフィット、水仕事にぴったりの形状となっています。

滅菌済なので、水で洗ってからこちらのキズパワーパッドを指先に貼ります。荒れて切れたぱっくりキズを水の刺激から守ってつらい傷みを和らげ早く治します。

水仕事にもはがれにくく、しみにくい三日月シェイプは、指先にぴったりとフィットする形状でキズを保護します。表面は完全防水素材で、水仕事中だけでなく、入浴やシャワー中でも水の刺激からキズをしっかり守ります。

そしてモイストヒーリングがつらい傷みをやわらげ、早く本当にきれいに治します。



顔などの引っかき傷なんかもこちらのキズパワーパッドが何もなかったかのように綺麗に治してくれました。


薄くしなやかな貼り心地で剥がす時も肌を傷つけることなく綺麗に剥がすことができますし、肌色半透明なので目立ちにくいのも嬉しいです。


以前、他のモイストヒーリングタイプの絆創膏が少しお買い得だったので購入して使ってみましたが…キズパワーパッドより厚みがあり、剥がす時に子供が痛がって怪我をしていない部分が腫れてしまうことがありました。


厚みがあると、剥がれやすいのでしょうか。

ズボンを履いて動くとどんどん剥がれてきてしまって、1日に2度も付け替えるということがあったので、少々高くてもキズパワーパッドの使用をおすすめします。


著:夏井睦

こちらの『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』痛くない!早く治る!「うるおい治療」のすすめの本に「まずは水洗い。消毒は傷に熱湯をかけるのと同じこと」だと著者は断言しています。

まだまだ昔の方法で怪我をしたら消毒!というような治療方法が根強く続いていますが、早く綺麗に治すためにモイストヒーリング治療をぜひ取り入れてください。

先端医療テクノロジーで開発され、自然治癒力を高め、痛みをやわらげながら、キズを早くきれいに治してくれるキズパワーパッドは、日本で初めて、効能として「治癒の促進」が認められた救急医療用具です。

怪我の多くなるこれからの季節に常備しておくと安心ですね♪

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