体の症状に直接働きかける「メディカルアロマ」で体と心とお肌ケア!

2017年7月17日月曜日

美容・健康

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専門ショップも増え、すっかり一般化したアロマ。でも未だに「いい匂いでリラックス」くらいしかイメージできない人も多いのでは?

今回ご紹介するのは、肌から精油の成分を浸透させ、体の症状に直接働きかける「メディカルアロマテラピー」。
自分に合ったオイルと活用法を見つけて、ぜひ取り入れてみてください。


体の症状に直接働きかける「メディカルアロマ」で体と心とお肌ケア!

メディカルアロマは「香りのよい液体版 漢方」

 

植物などの成分が凝縮された精油(エッセンシャルオイル)の最も一般的な使い方が香りでリラックスする「アロマテラピー(芳香療法)」です。でもこれは、精油の成分を香りに利用するだけ。

対して、精油の成分に注目し、症状をやわらげる精油を選ぶ「メディカルアロマテラピー」。メディカルアロマテラピーとは「鼻で嗅ぐ」「肌に塗る」「飲む」ことで様々な疾患に働きかける療法のこと。

ヨーロッパのみならず、近年では日本でも医療として使われています。

 

症状別おすすめ精油

むくみ・肩こりに

ジュニパーベリー(樹木系)
ウッディーで爽やかな香り。強力な殺菌作用があり、空気を浄化そ、ウイルスを防ぐ効果があります。毒素や老廃物の排出を促す効果も。
【香りの作用】リラックス、副交感神経UP
【塗った時の作用】利尿作用、むくみ、冷え性、肩こり、気管支炎、
【おもな成分】α-ピネン、サビネン、リモネン

便秘・食欲不振に

ベルガモット(柑橘系)
レモンよりも甘く、フローラルな香り。消化促進作用があり、消化器系の不調の改善に効果がある。殺菌・消毒・抗炎症効果も。
【香りの作用】食欲不振・不眠症・疲労回復
【塗った時の作用】鎮痛・鎮痛作用、抗菌作用、抗感染作用
【おもな成分】リモネン、酢酸リナリル、β-ピネン

頭痛・鼻づまりに

ペパーミント(ハーブ系)
さわやかなメントールの香り。気持ちを鎮め、脳をスッキリさせる。湿布薬に使われるほど、筋肉や神経の痛みを抑える効果あり。
【香りの作用】乗り物酔い、ツワリ、神経を安定させる
【塗った時の作用】頭痛、打撲、風邪、鼻づまり、痰
【おもな成分】メントール、メントン

女性特有の症状に

クラリセージハーブ系
甘さを含んだウッディーな香り。女性ホルモンを安定させる働きがあり、月経困難などの婦人科系全般に効果がある。
【香りの作用】エストロゲン作用、リラックス
【塗った時の作用】抗菌・殺菌作用、生理不順、生理痛、更年期障害
【おもな成分】酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール


効果には個人差があります。また、精油によって禁忌が異なります。とくに妊娠中の人や子供の使用の際には専門家に相談しましょう。

メディカルアロマの活用法

芳香浴

精油の香りを空気中に拡散させ、鼻から芳香成分を取り入れる。「アロマポット」「ディフューザー」などの器具もあるが、マグカップに入れたお湯やマスク、ハンカチに精油を垂らすだけでも効果が得られる。

アロママッサージ

好みの精油をキャリアオイルに(植物油)で希釈して作った「マッサージオイル」を使用してマッサージ。手のひらのやさしい刺激が心地よく、精油の成分が皮膚から吸収され、血管やリンパに行き渡る。

アロマバス

芳香成分を鼻と皮膚から取り入れる。精油は湯に溶けないので、大さじ2杯程度の自然塩に精油を3滴程度たらした「バスソルト」を作るとよい。お湯の温度は、38〜40度くらい。フットバスにも。

スチーム・吸入

洗面器に80度くらいの熱いお湯を入れ、精油を1〜2滴加える。タオルなどをかぶり、立ち上がる蒸気を顔に当てながら3分程度吸い込む。
スキンケアにはもちろん風邪のひき始めの殺菌・抗ウイルスにも効果的。

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